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ククルクル、10歳の誕生日でのこと

…どうした?ククルクル。



…そうか、また近所の子供達にいじめられたのか。
大丈夫、私から言っておくよ。
肌の色だけで人を判断してはいかんとな。



ほら、いつもの負けん気はどうした?
今日はお前の誕生日だというのに、そう泣くでない。
今日はな、ハンナがパエリアを作ってくれるぞ。
そう、私の故郷の料理だ。
この日のために、わざわざイスパニアの交易商人から
サフランを奮発して手に入れてきたんだぞ。
ハンナはな、パエリア作りの名人なんだ。
とってもうまいんだぞ。



そうそう、やっと笑ってくれたな。
それでいい。
この世界にはな、たくさんの生き物が住んでるけど、
「笑う」ことができるのは、猿と私達人間だけなんだ。
だったら、たくさん笑わないとそれは損というものだ。
たくさん笑いなさい。
たくさん喜びなさい。
そして笑いや喜びを、他の人におすそ分けできる人間になりなさい。



…ははは、いかんいかん。
いつもみたいに説教じみたことになってしまったな。



ん?どうした急に?



なんで「ククルクル」という名前なのかって?



そうだな、お前も10歳になったもんな。
ハンナのパエリアができるのもまだだいぶ時間がかかるようだし。
では夕飯までの間、
お前の名前にまつわるお話をしてあげよう。




※今回のお話は、前回のブログ記事を読まれるとよりお楽しみいただけると思います。
未見の方はこちらからお読みください。





むかしむかし、今よりもっともっとむかしのこと。
人間たちは自分の思うがまま、
楽をしたり悪さをしたりの毎日をすごしていた。
そんな人間たちを見て嘆いた神様は、
大洪水を起こして人間達を滅ぼしてしまおうと考えた。
しかし、神様を深く敬っていた一人のある男にだけは、
そのことを教えてあげたのだ。
驚いた男はどうすればいいのか?と神様に聞いた。
「どんな洪水がきても壊れない
 大きな大きな船を作りなさい。」
神様はそれだけを言って消えていった。
困った男は、人々にこのことを教えてあげたのだが、
誰一人として、そんな話は信じなかった。
男は次の日から、家族達と大きな大きな船を作りはじめた。
やがて、家が何軒も入るかのような巨大な船が出来上がった。
男は、その船に自分の家族とさまざまな種類の動物達を乗せた。
やがて、まわりの山さえもすべて飲み込む大洪水が、
本当にやってきた。
人間たちは、大地と一緒にその流れによって
みんな流されてしまった。
でも、大きな大きな船に乗った男たちだけは、
命を救われたのだった。




……どうした?ククルクル。
ああ、すまなかった。
お前は昔から顔に水をつけることも怖がるぐらいだったもんな。
海や運河にも近づこうとしないし。
…頼むからそんなに怯えないでおくれ。
この話には続きがあるんだ。
よく聞いておくれ。



大洪水は何日も何日も続いた。
男は、大きな大きな船を西へ東へと走らせたが、
あるのは海ばかりだった。
男は、自分たちが住める陸地を探すために、
あることを思いついた。
船に乗せていた1羽の鳩を放って、
空から陸地を探させたのだ。
しかし鳩は休めることろがなく、
すぐに戻ってきてしまった。
諦めなかった男は、もう一回鳩を放った。
今度はすぐには戻ってこなかった。
数日後、なんと鳩は、
オリーブの葉をそのクチバシにくわえて戻ってきたのだった。
男たちはそれを見て、非常に喜んだ。
さらに鳩を放ってみた。
すると鳩は、船には戻ってこなかった。
男はそれで確信した。
大洪水が終わり水が引き始めたのだと。
やがて男たちを乗せた船は、ついに自分たちが住める陸地を見つけた。
そこに、神様を祭る祠をたてて、毎日祈りを捧げた。
それを見た神様は、
二度と人間達を滅ぼすようなことはしないことを約束した。
その証として、空に七色でできた大きな橋を架けたのだった。




私は、この話に出てくる鳩のくだりが大好きでね。
大洪水の中に放り出された男はね、
きっと絶望の淵にあったんだと思うんだ。
でもね、空を自由に飛べる鳩に希望を託したんだ。
そう、「生きる希望」をね。
ククルクル。
お前にはね、嫌な思いをさせたくないとずっと思っているんだ。
生きる希望さえ忘れなければ、どんな困難にだって立ち向かえる。
そう思える子になって欲しい。



よくわからない?
ははは、それはすまなかった。
まだ難しすぎたかな?
お前がもっともっと大きくなったら、
いづれわかると思うよ。
そうそう、名前の意味、だったな。
私の故郷の言葉ではね、



鳩は「ククルクル」って鳴くんだよ。



…そんなにふくれることはないじゃないか。
これでも一生懸命考えてつけたんだぞ?
ほ?ら、ハンナのパエリアができたみたいだ。
早くしないとお前のぶんまで私が食べてしまおうかな?
ははははは!










養父のことを思い出して
こんなふうに海を見ながら思い出にひたるなんて、
昔のあたしじゃ考えられなかったな。
あんなに怖がってたのに、ちょっとおかしいね。



・・・お父さん。
あたしを助けてくれた時のこと、お母さんから全部聞いたよ。
お父さんが死んだ、あの日にね。
まぁこの肌の色だからさ、
本当の親じゃないんじゃないか?って、結構前からは思ってたんだけどね。



今はね、お父さんと同じ道を進んでるよ。
そんで、仲間ができて、みんなでバカなことやって、
なるべく笑うようにしてる、うん。
笑うと、嫌なこと全部忘れちゃうよね。それってすごいことだよね。



お母さんもそっちに行ったと思うから、
寂しくはないよね?お父さん。
私のことは大丈夫だから、そっちでもお母さんを大切に、ね。



そんじゃ、あたし、そろそろ行くから。
うん、海、おもしろいよ。
この先に、あたしがまだ見たこともない世界があると思うと、
なんかワクワクする。
これからお父さんも知らないこと、たくさん見てくるからね。
なんてったって・・・



あたしゃ、「鳩」なんだから!!







前回と今回の記事を起こすにあたり、以下の文献、動画を参考にいたしました。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
  「大航海時代」
  「奴隷貿易」
  「ノアの方舟」


ニコニコ動画より
  【初音ミク】ハト【オリジナル】(制作:秦野P/風見レン氏)




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ジャンル : オンラインゲーム

コメント

非公開コメント

No title

お父さん一晩考えてそれかよΣ(゚Д゚)
旧約聖書全然関係ないよΣ(゚Д゚)
鳩が好きだったでよくねー!?Σ(゚Д゚)

No title

>天切り松さん
考えてアレですw


実は、前回の「日記」という形式、今回の「養父の語りかけ」という形式にとことんこだわった為、登場人物たちのそのときの心情といった情報は、あえて描写しませんでした。
そのへんの解釈等は、見ていただいたみなさんに各自おまかせしようと思います。
作者的には、いろいろバラまいてるつもりですw

でんでんでんでん・・・

ヤヴァイ!!!! Σ(゚Д゚ノ)ノ
頭が侵食されていく・・・エンドレスループですよ!

鳩だったんですねぇ、自由に駆け巡って下さい!! (`д´ )ゞ

こちらはしばらく飛んでない気がします・・w

No title

>お米さん
あたしも飛んでない気がしますw


「ハト」に限らず、ボカロ曲は中毒度高いものが多いっすからね。
これからも神曲とかに限らず、いろいろ紹介できたら、と思っとります。


そうそう、BGWFまとめ動画拝見しました!
またリンク張らせてくださいw
プロフィール

ククルクル

Author:ククルクル
B鯖ヴェネツィア籍
通称「ぽっぽ」
メイン冒険者ですが、やってることは芸人です。



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